- yukashindo
ものすごく嬉しかったこと
生徒さんたちが
たくさん嬉しい手紙を下さった中に、
皆さまとぜひ共有したい内容のお手紙がありました。
ご本人承諾の上、HPに載せても良いとのことでしたので、
こちらに抜粋させて頂きます。
~略~
音楽の意味って何だろう…と、ゆか先生と出会ってから時折考えます。
子供の頃、ピアノを習いたかったけれど 家にそんな余裕はなく「勉強に力をいれなさい」
と言われて音楽の楽しさを知ることなく育ってきました。
でも、時々耳にするバッハの曲に心ひかれ、
ミュージカルのメロディーに幸せをもらい…
今やっと、この年で「自分で表現すること」に挑戦をするところまでやって来ました。
私が世界で最も美しい国歌だと思っている南アフリカ共和国のナショナル・アンセムは
黒人の祈りである「ンコシシケレリ」と、白人の時代の国歌「デイ・ステム」を融合させた曲です。
ネルソン・マンデラが相手の誇りをないがしろにしてはいけないと、あえて自分達にとっては差別の象徴だった歌を残したそうです。
それを歌う時の南アの人々は、すごく素敵な表情をしています。
あんな風に歌うことの喜びを自分も味わってみたい…音痴でもいいから、心に訴える歌を、歌ってみたいと。
それが、きっと音楽の存在する意味なのかな、なんて、ゆか先生のお話を聞いて自分なりに考えました。
~略~
私の表現者としての最終的な目的は
みんなと一緒に考えていく時間が増えていけばいいなって思っているの。
どうしてこの人が好きなんだろうとか嫌いなんだろうとか
なんでこれが必要なんだろう、不必要なものと誰がきめたんだろう、とか
それこそ、どうしてこんなに音楽に心惹かれるのだろうとか
どうして戦争はなくならないのだろうとか
亡くなった人の思いはどこへいくのだろうとか
人生ってなんなんだろうとか
だからこのお手紙は本当に嬉しかったのです。
これからもっともっと頑張れそう。
このお手紙に誠実な素敵な音楽を創りたい
進藤由香