神の汚れた手 曽野綾子著 2017.2.1

February 5, 2017

 

産婦人科の先生が主軸となって

その先生の周りの人々や病院に来る人々のお話。

 

結末という結末はない

たくさんの人間とそれぞれの人生を垣間見る、小説でした。

 

会話文のある本は本当に読みやすいので、

仕事に行くとき帰るとき、休日をかけて読んで、

1週間と少しで読み終えたかな。すらすら読めました。

 

 

決して、ハッピーエンドとかバッドエンドとか、そういうものではないので、

読書を娯楽にしたい方にはオススメはしないです。

 

 

感想という感想を書くのがちょっと難しいの。

 

でも、

私が最近見つけたある答えが、記載されていてちょっとびっくりしました。

 

それは、

生まれることは平等ではないけれど、

死ぬことは平等であること。

 

今も丁度騒がれていることにもつながってくる話かもしれないけれど、

 

有色人種、日本人であること、とか

(あ、日本人てよく自分たちが有色人種であることを忘れてるけどなんでだろう…)

お金持ちの家に生まれたとか

地雷が埋まってるところの近くで生まれたとか

そういうのって決められない。

両親も決められない。

 

けれど、いつくるかわからないけれど

人は絶対に死を向かえる。

それは、国で一番偉い人でも、

病気で産まれた赤ちゃんでも

等しく同じく与えられる機会です。

 

ということです。

 

 

それから、今までの読書の中で学んだことのリフレインがありました。

夜と霧、ある憲兵の記録、など戦争が関係する本で読んで、思った記憶なのですが、

 

それは、人は

差別する側、差別される側、どちらにもなりうる可能性があるということ。

自覚なくどちらにも転べる可能性はあるということ。

 

もっと砕けて言うと

 

いじめる側にも、いじめられる側にも、

人間である限り、どちらにもなりうる心を持っているということです。

 

自分の身に危機が及ぶかもしれに時でも

人を助ける人になれることは

本当に強い人です…

 

 

それを踏まえて、本の中から一節、抜粋しますね。

 

 

「もし私が今日、誰かの心を傷つけたのなら

もし私が一歩、つまずきの原因になったのなら

もし私がみじめさの中に、自分を見失ったなら

 

愛する神よ、お許し下さい。

あなたにうちあけた罪と

あなたにも隠した秘密の罪とを

どうかお許しください」

 

 

 

 

自分に自覚はなくても、もしかしたら人を傷つけていうかもしれない

ということ、私よくわかります。

逆の立場ももしかしたら、あるかもしれないし、あったかもしれない。

 

それから、神様にも言えないことって、あるものね。

 

 

 

自分は絶対に正しいなんて、私には言えないのです。

 

 

 

次は、白磁の人、読んでま~す。

 

由香

 

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