白磁の人 江宮隆之著 2017.2.7

February 7, 2017

「世界は出来るだけ広くしてゆっくり住むに限る。」

 

 

 

もう何年も前の人なのに、

且つ、会ったこともない人なのに。

 

知り合いのように、知人のように、兄弟のように

その死が悲しいと、悔やまれると

こんなにリアルに思えたことはないです。

 

 

中学生の時、教科書から南京大虐殺を知りました。

私はあの時とてもショックを受けたことをよく覚えています。

教科書の内容では、足らず、帰宅してからインターネットで調べて、

人知れず印刷をしました。

 

自分の種族に対する安心感とはどこからくるものなのか。

人間は、自分は違うと、そうなりはしないと、

自分の非というのは毛頭もないものだ、ということを私が初めて実感した瞬間でした。

 

 

私はこの本を読んで、

この人に救われ、また慰められました。

 

歴史が持っている罪を人は背負わなさすぎていると日々思うのです。

私もこれからも考え続けて生きていこうと

改めて思うことができました。

それが、時代という大きな岩に潰されて亡くなっていった人々に対して

私ができることだと思うの。

 

 

芸術を追いかける人という面でも大変、感銘をしました。

 

 

周りの人って色々と言ってくださるのですが、

 

私はただ音楽という芸術を通して、美とは、愛とは知りたいだけ、

 

そのために音楽を学び続け、演奏し続け、

音楽を通して人の心を語りたいだけなのです。

 

 

芸術とは、本来は金で勘定するものではないのです。

 

 

 

 

世界は出来るだけ広くして、ゆっくり住むに限る

 

なんて、なんて魅力的な言葉なのでしょうか。

 

 

この時代に、こんな風に生きた人がいたなんて。

 

 

そして、私の人生、このタイミングで、この本を手に取ったのは

縁があったとしか思えませんでした。

 

音楽の神様は、いつも平等で優しいのと同時に

いつも等しく厳しいもの。

これは、今日ある人と話していて、私が改めて思ったことでした。

 

 

でも、きっともっともっと、自分の一方的な心に惑わされず、

音楽に対して誠実に行動していれば、こんな風に私を導き、素敵な出会いやヒントをくれるのではないでしょうか。

 

 

今、会ったこともない、浅川巧さんに感謝しています。

 

 

 

貴方は時代を越えて、人の心に生き続け、

そしてまた、私をを救ってくださいました。

 

 

私も日本人として、どう美しく生きるか、

あなたのように懸命に取り組みたいと思います。

 

 

昨今まれにみる、1位2位を争う、本でした。

 

 

みなさまにもおすすめいたします。

 

 

 

由香

 

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